弊社は笠間・益子を中心に全国の陶芸家、製陶所様にガス窯を供給してきました。
レンガや配管、圧力計の付け方に至るまでユーザの身になって「こだわり」を持って製作しております。これらを一つひとつ紹介してゆきます。
【圧力計を2つ並べて設置すること】
このように弊社ガス窯の圧力計は必ず二つ並んでいます。
左は微圧計(50kpa)、右は一次圧力計(中圧計・0.25Mpa)です。
微圧計は圧力調整器で調整された圧力を示すもので、炉内に投入されるガスの圧力を示しています。
一次圧力計は供給されるガスの圧力を示すものです。
一般的に微圧計だけ確認すれば窯焚きの際はOKですが、隣に一次圧力計があれば供給圧も同時に確認できます。
ガス窯を焚いているとき、陶芸家はガスの残量が常に気になります。供給圧が下がるということは、ボンベにガスが少なくなってきているということですから、ボンベ庫に見に行かなくても確認することが出来ます。
一次圧が変化しているということは、ガスが少ないか、供給設備に異常があったときですから、安全に使用するには必要であると考えあえて設置しています。
←微圧計だけの場合。
供給圧力がわからないので、ボンベ庫の圧力計で確認しなければなりません。
供給圧力が高すぎると配管に結露が生じるなど、不具合が出ます。また、低い場合には温度の上がりかたが悪い、雰囲気がそろわないなどの症状が出ます。
窯に最も近いところで確認することで、確実な窯焚きができます。
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