弊社は笠間・益子を中心に全国の陶芸家、製陶所様にガス窯を供給してきました。
レンガや配管、圧力計の付け方に至るまでユーザの身になって「こだわり」を持って製作しております。これらを一つひとつ紹介してゆきます。
台車式ガス窯では「台車の作り方で性能が決まってしまう」と言っても過言ではありません。
熱の通り道「煙道」が細かったり、充分な深さがないと焼成雰囲気、温度分布にムラが出ます。
また、耐久性や正確性も要求されます。
台車は作品や棚板という重量物を乗せて前後に動くので、充分な耐久性がないといけません。車輪を支えるレールは空洞の角パイプは使用しません。レールは無垢(むく)の鉄です。つまり、空洞ではありません。多少の衝撃では大きくへこむことはありません。しかし、施工は形状が複雑なので難しいといえます。
台車が炉内に入るとき正確にできていないと、レンガとレンガがこすれたり、場合によっては動かなくなることがあります。クリアランス(すきま)も正確に取らないと焼成ムラができてしまいます。
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