弊社は笠間・益子を中心に全国の陶芸家、製陶所様にガス窯を供給してきました。 レンガや配管、圧力計の付け方に至るまでユーザの身になって「こだわり」を持って製作しております。これらを一つひとつ紹介してゆきます。
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e3c85549jpegとびらのレンガが窯本体に深く入り込む作り方の場合、レンガとレンガが当って欠けたり、磨り減ったりしてしまいます。
そうならないようにとびらの上部に扉を誘導するバーを取り付けました。
弊社のガス窯はとびらが小さく、開けたときにじゃまになりません。とびらは動く部分でもあるので左右に大きく作ると傷む可能性もあります。
また、窯本体には「そで」という部分があり、これがあることでとびらを小さくすることが可能で、炉内の熱を外に逃がしません。
しかし、とびらが本体に深く入り込むので「そで」の部分ととびらのレンガが、当ったり、こすれたりしてしまいます。これを解消するために、「とびら誘導バー」を設置しました。





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【人と環境に優しく高品質な塗装をめざして】
弊社で使用している塗装機は従来のスプレイガンとコンプレッサではなく、HVLP塗装方式と呼ばれる塗装機を使用しています。一般的な塗装機の場合、高圧エアーで塗料を霧化するため、塗料粒子が大量にはね返り、作業者にかかったり空気中に飛散したりします。従来品の塗着効率は15~35%と言われています。これは塗料の無駄が多いということだけではなく、塗装環境を非常に悪くしていることだけでなく、作業効率が悪いことも示しています。HVLP塗装方式は超低圧エアーを大量に使って、霧化する方式で、塗料粒子の緩やかな流れを作り、塗料の飛散を極力抑えた「人と環境に優しい塗装」を実現している塗装機です。塗着効率は最大で86.9%というものです。
この塗装機を使用すると品質の高い塗装が可能です。スプレイガンから同時に送風される乾いた空気が塗料の乾きを早くするため、タレやナガレが少なく仕上がります。
特に、シビアな膜厚が要求される耐熱塗料では欠かせない塗装機といえます。

57c08a0e.jpg台車式ガス窯では「台車の作り方で性能が決まってしまう」と言っても過言ではありません。
熱の通り道「煙道」が細かったり、充分な深さがないと焼成雰囲気、温度分布にムラが出ます。
また、耐久性や正確性も要求されます。
台車は作品や棚板という重量物を乗せて前後に動くので、充分な耐久性がないといけません。車輪を支えるレールは空洞の角パイプは使用しません。レールは無垢(むく)の鉄です。つまり、空洞ではありません。多少の衝撃では大きくへこむことはありません。しかし、施工は形状が複雑なので難しいといえます。
台車が炉内に入るとき正確にできていないと、レンガとレンガがこすれたり、場合によっては動かなくなることがあります。クリアランス(すきま)も正確に取らないと焼成ムラができてしまいます。

陶芸用ガス窯に使用される一般的なバーナーの火口は、「バーナーヘッド」「バーナートップ」「フレームリテンションバーナー」「ステクタイトバーナー」などと呼ばれています。それぞれメーカーや考え方の違いで呼び方が変わってくるようです。弊社では最も一般的と思われる「バーナーヘッド」と呼んでいます。


【ベンチュリーバーナー燃焼の仕組み】
ベンチュリーバーナーは、ノズル先端孔から噴射するガスの圧力によって周囲の空気を取り込み、ベンチュリーレギュレータ内でガスと(一次)空気が混合し、火口(バーナーヘッド)でその混合ガスが燃焼されるというものです。これによって得られる燃焼を「予混合燃焼」といいます。
ノズルから噴射するガスの噴出圧力によって、大気圧の空気を自然吸引して燃焼用一時空気を取り込みます。“吸引された空気”と“ノズルから噴出されたガス”はベンチュリー内部で完全に比例混合して燃焼性混合ガスとなります。一般的にはエアー取入れ口の開度を一度セットすれば燃焼中は調節しなくてもよいとされていますが、ガス窯の操作に慣れて、酸化焼成や還元焼成に変化をもたせたい場合にはエアーの量を無段階に調整することができます。

 

【ベンチュリーバーナーの特徴】
1、構造は単純かつ高性能である
2、バーナーヘッドが破損しても取替えが楽にできる
3、単純構造なので掃除が楽である
4、セラミック製の場合鉄粉が出ない(磁器焼成向き)
5、安価である
6、バーナーヘッド(セラミック部)が炉壁に組み込まれないので、変形の心配がない。
などの理由から、ガス窯に採用される例が多いバーナーです。

1、構造は単純かつ高性能である08c4f767.jpg

フレームリテンションバーナーは構造が単純で、量産できる構造になっている。
主な構造として、「メイン炎孔」と「パイロット炎孔」がある。フレームリテンションバーナーはパイロット炎、すなわち、袖火を持ったバーナーであることが特徴といえます。メイン炎10~30%の量のパイロット炎はメイン炎の根本を予熱し炎の安定化を図れる構造になっている。これにより低温時の立ち消えを防止することが出来る。

343d1da2.jpgダイヤル式のエアー調整ベンは無段階に調整できるので、酸化時には開け、還元時に閉じれば微妙な炎の調整が可能です。





2、破損しても取替えが楽にできる

f931b6f8jpegバーナーヘッド(セラミック部)が炉壁に組み込まれなていないので、交換が楽に出来る。






3、単純構造なので掃除が楽である
掃除機などで簡単に掃除が出来る。ヘッドを取り外して窯で焼くとススを焼きとることができる。

4、セラミック製の場合鉄粉が出ない(磁器焼成向き)
弊社では耐久性や交換が容易であること、鉄粉が出ないことなどから、セラミック製ヘッドを採用しています。
鉄製ヘッドのほうが耐久性があるかのように思われがちですが、輻射熱によってサビたり、変形が生じやすいという欠点があります。

5、安価である
セラミック製は製造コストが低く、メーカーも複数存在するので安価で高品質な製品が多いといえます。

6、バーナーヘッド(セラミック部)が炉壁に組み込まれないので、変形の心配がない。
バーナーが炉壁に組み込まれる構造の場合、焼成時の応力で変形してしまうが、ベンチュリーバーナーはバーナーヘッドがレンガや他の耐火物と接していないので変形の心配がないといえます。

ガスバーナーはガス窯の心臓部とも言うべき大事な部分です。
炎の状態が安定し、長い使用に耐えるものでなければなりません。ガス窯では灯油窯などと違い、小さなバーナーが多く配列されることが多いので、それら一つひとつが安定して燃えることが要求されます。
特に、バーナーヘッド(火口)は重要であり、これが破損すると焼けむらの原因になります。交換が容易で長く使用できるように工夫してバーナーを組み上げています。

【磁器製バーナーヘッドは火皿にのせること】
IMG_3305-2.jpg弊社で採用しています「磁器製バーナーヘッド」はバーナーに組み込むとき、ねじ込みにはせず「火皿」にのせています。(0.3㎥は除く)
一般の磁器製バーナーヘッドは下部内側に雌ねじが切ってあり、レギュレーター部分をねじ込んで使用できるようになっています。しかし、この方法では、磁器と金属が接しているので、焼成時、膨張率の違いにより磁器製ヘッドが破損することがあります。これをさけるため、特別に「火皿」というパーツを作り組み込んでいます。
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←火皿を使用したバーナー

鉄の膨張によるヘッド破損がありません。

637e5464.jpg←ねじ込んであるバーナーヘッド

鉄が膨張するとヘッドが割れる可能性あり。
              
         f931b6f8jpeg   


←弊社の火皿を使用したもの





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←ねじ込み式のもの
                        

                                       
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