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弊社は笠間・益子を中心に全国の陶芸家、製陶所様にガス窯を供給してきました。 レンガや配管、圧力計の付け方に至るまでユーザの身になって「こだわり」を持って製作しております。これらを一つひとつ紹介してゆきます。
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ベンダー加工を行い、継ぎ手類を出来るだけ使わない溶接配管をすること。
 ベンダー加工とはガス管を「パイプベンディングマシン」という機械で曲げ、継ぎ目は溶接で行う加工を言います。パイプベンディングマシンを使ってパイプを曲げると扁平になることなく傷もつかず美しい曲線で曲がります。
 弊社がこの加工にこだわるのは、継ぎ手にエルボを極力使用したくないことと、ガス管を曲げてしまうことによりガス漏れの心配がなくなるからです。エルボを使用するとガスが流れる際に生じる圧力損失が大きくなり、ガス窯の焼成に影響があると考えるからです。圧力損失とは流体が流れる管において細い部分や障害物によって抵抗が発生し、流体の圧力が低下することを言います。気体の通り道(パイプ)が細かったり急な曲がり(エルボ)があったりすると圧力損失は大きくなります。電気でいう「抵抗」に似ています。溶接配管は少しでも圧力損失を減らし、ガス漏れの危険を無くすという施工方法です。
ベンダー加工をする際のガス管は通常のガス管(SPG)ではなく、シームレス管(圧力配管用炭素鋼鋼管STPG)を使用しています。特に20A以下の比較的細いガス管では曲げたときに継ぎ目が縦に裂ける可能性があるので、STPGを使用しています。また、焼成中に熱が加わってもパイプに継ぎ目がないので損傷の心配がありません。

ねじ込み配管の場合
 ねじ込み配管とは、ガス管にテーパーねじを切り、そこにエルボやチーズといった「継ぎ手」といわれるパーツをねじ込んで施工する方法です。ねじ込み配管の施工は非常に簡単ですが、ねじの部分の厚みが薄くなるという欠点があります。焼成による応力の加わるガス窯では、パイプの薄くなった部分が破損する可能性があり、溶接配管に比べて漏れやすくなる欠陥があると言えます。
 ねじ込み配管は一般に家庭用の配管工事に多く用いられています。家庭用では呼び径が15Aか20Aのいわゆる白管が使用されますが、焼成による応力を考えるとガス窯には使用しないほうが賢明といえます。家庭用に施工されたねじ込み配管であっても、大きな地震のあとには損傷している可能性があるので、ガス漏れには特に気をつけたほうが良いといえます。
また、ねじ込み配管では圧力損失が大きくなり、バーナーが多く並んでいる窯の場合には最初と最後のもので圧力が違っていることがあります。これはバーナーに供給されるガスの量が違ってくることを意味しているので、炉内雰囲気や温度に大きく影響してきます。ねじ込み配管を家庭用に施工しても、ガスコンロやグリルに使う程度であるので配管設計に大きな間違いがない限り使用に問題はありません。しかし、焼成雰囲気を重視する陶芸用の窯では圧力損失を無視するわけにはいきません。したがって弊社のガス窯にはガス管とガス管のねじ込み配管は行っていません。

溶接配管へのこだわり
「圧力損失」や「焼成の応力」を考えた炉周り配管をすることは非常に重要であると考えます。これを実現させるには溶接配管という技術が必要です。溶接で丸いパイプとパイプをつなぎ合わせて、ガスが漏れ出ないように加工することは熟練の技が必要です。安全で完成度の高いガス窯を作るために「溶接配管の技術」はなくてはならないものです。

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